「老通備」という言葉は造語であり馬賢達先生の通備拳を指すということは書きましたが、名前の由来は、知り得る情報の範囲内での私の個人的な見解で、現在伝えられている通備拳の中で比較的古い形を残していると思われるからです。この点に関しては専門的に研究した訳ではないので、詳しい人がいれば後学の為に教えて頂ければ幸いです。また馬賢達先生の長い指導経験の間でも白鴻順先生が体育学院で学び始めた馬先生30代前半の頃と私が学び始めた60代中頃では変化もあり、それは馬先生自身のあらゆる経験と、また時々蘭州へも帰っていたようで、馬先生が「40歳位の頃に学び終わった」と話していた事を考えてみると、帰省した時に馬先生が若い頃に蘭州を離れた後の「変化した通備拳」を学ばれた可能性もあると思われます。そのため「老通備」という言葉は、この馬先生早年の頃の通備拳も指していて、その研究という意味もあります。
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